本日からお蔵屋根の再塗装を行います。
今回の屋根は錆の劣化がかなり強い状態。
塗装か葺き替え提案かを考えましたがお客様との打ち合わせの結果今回は塗装で行います。
下屋根は比較的錆も少なく状態は良好です。
あまり錆が酷くなってくるとスチール自体の耐久力も落ちてきてしまいます。
塗装の見極めは難しいですが早めの処置をする事により長持ちさせる事ができます。
今回行う作業手順は下記の通りです。
①機械を使用して屋根全面のケレン
②高圧洗浄
※150kgの圧力で洗浄します
③抜け釘の打ち直し
④下塗り
※2液型錆止め塗料(ザウルスII)
⑤中塗り 上塗り
※2液型上塗り塗料(パーフェクトベスト)
保証と塗料
施工保証 |
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5年 |
使用塗料 |
下塗り 関西ペイント ザウルスII |
上塗り 日本ペイント パーフェクトベスト |
ケレン・高圧洗浄作業
本日は写真の機械を使用してやね全体のケレンを行いました。
錆を落としたりチョーキングを除去するために必要な工程です。
この工程をやるとやらないとでは仕上がりや耐久性にも大きく差が出ます。
飛び出している釘も錆びている物は新しい釘に打ち替えました。
屋根下塗り作業
下塗りを行う前に屋根に入った亀裂と穴を補修します。
かなり大きな亀裂が入っていました。
この状態は長期間水が入り続けていた事がかんがえられます。
今回しっかり防水処理を行います。
防水ブチルデープで補修をしました。
下塗りの希釈率は仕上げ塗りを行うにあたって大きく差が出ます。
今回のようにケレンを行ったあとは下地がだいぶ荒れています。
希釈し過ぎた塗料で塗ると吸込みが強く本塗りをした時に艶引きなどを起こしてしまいます。
その様な事を防ぐ為にも下塗りの希釈はしっかり守り丁寧に塗りました。
棟板金の中や唐草、雨樋もしっかり錆止めを入れました。
本日の作業はここまでとなります。
屋根中塗り作業
本日は午前中で中塗り、午後で上塗りを行いました。
今回の屋根は非常に作業しやすい屋根なので1回の塗装が2時間程で完了します。
中塗り上塗り共にしっかり膜厚を意識して丁寧に塗装しました。
上塗りも中塗りと同じように塗料の希釈率を意識して丁寧に塗りました。
シンナーで過度に薄めすぎた塗料は膜厚が弱くなるため長持ちしません。
規定の希釈率以内で希釈して丁寧に塗装しました。
仕上げ塗りは中塗りと色が同じなので写真では本当に2回塗っているか判断が難しくなります。
仕上げ塗装に関しては動画で見れますのでそちらをご確認下さい。
本日の作業はここまでです。