着工:5月17日 完成:6月8日
屋根 | 塗装完了 |
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雨樋 破風 鉄部 | 塗装完了 |
外壁 | 塗装完了 |
シーリング | 完了 |
ベランダ防水 | 完了 |
最終確認と 掃除 | 6月8日最終確認 |
全体の完了% | 100% |
屋根 |
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デュフロン4Fルーフ |
外壁 |
SPパワーフッ素 |
着工時期 |
5月17日 |
施工保証 |
屋根 7年 外壁 10年 |
今回のお客様は、昨年塗匠で工事をした諏訪市のお客様からご紹介いただき契約となりました。
屋根、外壁、ベランダと全て再塗装を行います。
どちらも強くチョーキングがでており塗装時期としては遅めとなります。
シーリングも劣化によって亀裂や痩せが無数にあるため今回打ち替えを行います。
屋根はいくつか穴の空いている場所があり水の侵入が予測されます。
ベランダ裏も雨漏れによって腐蝕している所があるため修繕します。
屋根外壁共にフッ素仕様となります。
各場所で劣化や破損が見受けられます。
中でも酷く破損している場所がベランダ裏の雨漏れです。
ここは軒天のボードを一部剥いで内部の状況ど原因を調べます。
5月17日 ☀️
本日は足場仮設を行いました。
足場工事は金属音や騒音が出る作業です。
近隣住民の方へは事前にチラシで
挨拶回りを行い事前に工事の事をお伝えさせていただきました。
四方4ヶ所だけ足場のメッシュシート(青色)を空けていますが
これは強風対策のためです。
メッシュシートは風を通す作りになっていますが強風などはどうしても影響を受けて煽られてしまいます。
風の抜け道を作るために四方をあえて空けています。
5月18日 ☀️
本日はベランダ裏に通っている雨樋部分からの雨漏れによる軒天材破損の原因を調べます。
写真の通り雨樋を取り外して内部を調べ始めると中から大量の藁と鳥の羽が出てきました。
今回雨漏れに繋がった原因は穴の空いた破損場所から鳥が内部で巣を作っていて藁や泥などで雨樋の排水通路がほぼ塞がれている事で雨水がオーバーフロウを起こして水が樋外へ出てしまっていました。
オーバーフロウを起こした原因は鳥の巣以外にも樋の接合部が劣化によってシーリングやボンドが機能を失いその結果隙間から水があふれ出てしまう状態でした。
これだけの量の藁が詰まっていました。
他の場所も細かく調べてみました。
特に他の場所からの雨水の侵入無いため今回は鳥の巣と接合部分の劣化によって雨漏れが起こっていた原因だとわかりました。
接合部はしっかり洗浄をして新たにシーリングを打ち直し破損したサイディングは張り替えてから塗装をして直していきます。
5月22日 ☀️
本日は高圧洗浄と補修作業を行います。
補修は屋根のシーリング打ち替えと雨漏れを起こしていたベランダ裏のサイディング張替えです。
洗浄は屋根、外壁共に150キロの圧力で洗いチョーキングや汚れをしっかり落として行きます。
高圧洗浄作業時はお客様から水道をお借りして行います。
そのため無駄に水量を使用しないように止水弁を使います。
気配りもにも妥協せず作業します。
上の写真は外壁を撮したものです。
真ん中から色の違いが分かるかと思います。
経年の劣化によってチョーキングを強く起こしていて
洗浄する事でチョーキングが取れている様子です。
見比べていただくと一目瞭然!
洗浄前と後とで外壁の色自体が変わってしまいました。
長年の劣化によって塗装が分離して顔料が粉の様になってしまう事でチョーキング現象が起こります。
ここまできてしまうと既存自体まで傷ませてしまう事になります。
しっかり3回塗りをして蘇らせていきます。
洗浄後、屋根が乾いている事を確認した後
劣化したシーリングのやり直しをしました。
古いシーリングの部分には隙間が出来ていたりだいぶ傷んでいました。
雨漏れしていたベランダ裏のサイディングも張替えをしました。
ベランダ内部に通っている雨樋もシーリングをやり直しました。
本日の作業はここまでとなります。
次のブログ更新は24日となります。
5月24日 ☀️
本日は屋根の下塗りと中塗りまでを作業します。
段取りとしては午前中に下塗り
午後から中塗りの予定で進めていきます。
今日は気温も高く乾きも速いため乾燥時間は2時間程とります。
下塗り前に劣化で飛び出している釘を全て打ち替えます。
釘の打ち替えが終わったら屋根全体のケレンをします。
ケレンは別の日に8割程終わっていたので続きをしてから下塗りをします。
写真は下塗りが完了した状態です。
今回は黒の錆止め塗料を使いました。
錆止めは艶消しで乾きも速いため塗った後は塗料の重なりムラが目立ちますが仕上げ塗りを行う事でムラは全て消えます。
予定通り中塗りまで塗り終わりました。
屋根はもう1回塗装をします。
合計3回塗りをする事で最終的な塗り残しなど確認を行いしっかりとした強い塗膜を形成します。
本日の作業はここまでとなります。
次の更新は29日の予定です。
5月29日 ☀️
本日は屋根の仕上げと雨樋の塗装作業を行います。
仕上げ塗りの工程も膜厚を意識してしっかり丁寧に仕上げていきます。
雨樋はケレンをした後プライマーを塗布してから2回仕上げ塗りをします。
屋根が仕上がりました。
フッ素塗装のためツヤ感もあり仕上がりも綺麗に上がりました。
雨樋は塩ビで出来ているため塗料をしっかり密着させる必要があります。
そのため初めにケレン(目荒らし)をしてから更に密着プライマーを塗り
仕上げの塗装を2回行います。
今回使用する塗料はウレタン三分艶を使います。
ウレタン塗料は柔軟性があるため熱や変形に影響されにくいため場所によって適した塗料を使い耐久性を重視しました。
1回目の塗装が終わった後はウロコ状のムラがあります。
ローラー痕によるものですが2回目を塗ることでしっかり整いました。
本日の作業は終了です。
次の更新は30日の予定です。
5月30日 ☀️
本日は外壁のシーリング打ち替え作業を行います。
新築から一度も塗装を行っていないためシーリングもかなり劣化が進んでいます。
シーリングは雨水の侵入を守るだけでなく
建物が揺れたりすることによって起こるひび割れの衝撃等も防いでくれます。
年月が経ったシーリングは硬くなったりひび割れたりしてくるため柔軟性を要するシーリングは硬いと機能を上手く発揮できなくなります。
今回しっかりやり直しをして耐久性を復活させていきます。
古いシーリングはカッターなどでしっかり撤去します。
撤去の後はシーリングを密着させるために専用プライマーを塗布、その後新しいシーリングを打ち込んでいきます。
シーリングが打ち終わりました。
シーリングは充分な乾燥期間を必要とします。
打ち変えてから直ぐに塗装をするとシーリングの乾燥時間と塗料の乾燥時間とで誤差が生まれ
塗膜にひびが入ってしまいます。
今回はその事を計算に入れて何日も前に違う場所の壁は先に打ち終わらせてあります。
なので今日打ち終わった場所の乾燥期間中に
既に乾いている場所から塗装を行なっていきます。
本日の作業は終了です。
次の更新は31日の予定です。
5月31日 ☔️/☁️
本日は玄関面を作業していきます。
今日は朝から弱めの雨が降っていますが前日に雨養生をしていたため作業する場所への影響は受けないのでこのまま作業を行います。
玄関周りの塗装は一部塗り分けを行います。
黄色く囲ってある場所と丸柱2本だけアクセントとして色を塗り分けます。
部分的に振り分ける事でイメージも大きく変わりオシャレな雰囲気になると思います。
塗装をするにあたって外せるパーツは取り外してから塗装をします。
目に見えなくなる部分に対しても妥協はせずしっかり仕上げます。
今回の外壁は劣化が強い為に塗料の吸込みも強い状態です。
そのため南面や東面など日差しが強く当たる場所は下塗りを2回塗りました。
中塗りと上塗りを合わせて4回塗りの状態に。
中塗りの時点で塗り残しなど無いようにしっかり丁寧に塗ります。
色分け部分の見切りも仕上げの時に綺麗にラインを出します。
上塗りも中塗り同様に均等な膜厚を意識して丁寧に塗り重ねました。
シャッターボックスも元の色がくすんでいたので今回の塗装工事で綺麗に塗り替えました。
インターホン、玄関照明、照明ガラス
今回全て取り外したついでに綺麗に塗装しました。
照明ガラスばくすんでいたので磨いて綺麗にしました。
玄関は家の顔になる部分でもあります。
せっかく壁が綺麗になっても他がそのままだと目が行きやすくなるため全体を通して綺麗になるようにサービス塗らせていただきました。
ベランダ裏の雨漏れを起こしてい場所もしっかり修復して元に戻りました。
本日の作業はここまでとなります。
次の更新は6月1日の予定です。
6月1日 ☀️
北側の外壁にも照明があるのでこれも塗装前に外してから塗装します。
本日は中塗りまでを行いました。
次の作業日で上塗りをし、雨樋や庇、水切りを塗ったら北側は終わりです。
本日は終了です。
次は6月3日の更新予定です。
6月3日 ☀️
ベランダ内部を作業しました。
今回はベランダ床も再施工します。
床に関してはまた別日で作業を行います。
本日の作業は終了です。
6月4日 ☀️
本日は朝イチから北側の仕上げ塗りを行いました。
北側外壁の仕上げ塗りが終わったら
東側西側の下塗りから作業していきます。
東西側外壁の下塗りが終わりしました。
本日も気温が高く乾きも早いため午後から中塗りを行います。
中塗りが途中まで終わりました。
中段と下段の中塗りは明日の続きから行っていきます。
本日の作業はここまでとなります。
次の更新は5日の予定です。
9月5日 ☀️
昨日の続きの中塗りを朝イチから行いました。
10時上塗りを行い本日で壁の塗装が全て塗り終わる予定です。
上塗りも長持ちするように膜厚を意識して丁寧に塗っていきました。
本日全ての壁の塗装が完了しました。
残りが縦樋、ベランダトップコート、水切、基礎換気口の塗装となりますのでいよいよ終わりが見えてきました。
塗装前な養生は丁寧に貼る事で仕上がりも綺麗になります。
塗装の見切りラインは全体の見え方もかなり変わりますのでしっかり綺麗なラインを出しました。
本日の作業は終了です。
次の更新は6日の予定です。
明日は縦樋や水切りなど細かな所を塗っていきます。
6月6日 ☀️
本日は縦樋、出窓、水切りなど細かな鉄部を仕上げます。
鉄部は先にケレン作業を終えていますのでプライマーを各部塗ってからウレタン三分艶で仕上げていきます。
横樋が今回三分艶の渋い感じに仕上げているのでそれに合わせて統一感を出すために水切りや縦樋、出窓関係も同じ色で合わせます。
塗装をする事でくすんでいた場所も綺麗に戻す事ができます。
ウレタン塗料は柔軟性のある塗料なので付帯部や細かな場所には適した塗料です。
配管を巻いていたスポンジは劣化によって使えなくなっていたためサービスで新しいもの取り替えました。
塗り分け時のラインも綺麗に線を出しました。
他の配管カバーも劣化によってボロボロになっていたのでサービスで巻直しを行いました。
塗装によって建物が綺麗になったので他の場所も拭き掃除をしました。
真心込めて作業をすることも塗匠では怠りません。
本日外壁が全て完了しました。
残りはベランダの防水トップコート塗装のみとなりました。
本日の作業は終了です。
次の更新は6月7日です。
明日はベランダトップコート塗装を行います。
6月7日 ☁️
本日は最後の工程、ベランダを作業します。
20年以上何もメンテナンスをしていないため塗膜の劣化は多く見受けられますが幸いFRPの防水層はしっかり機能していました。
今回雨漏れが起きてしまった理由は排水ドレン部分が劣化によって外れてしまっていたためそこから水が長期間にわたり入り続けていました。
雨漏れに関して初めの作業で修復してあります。
グラインダーケレン
(目荒らし)
↓
アセトン拭き
(洗浄、脱脂)
↓
層間プライマー
(下地調整)
↓
乾燥
↓
トップコート1回目塗布
↓
乾燥
↓
トップコート2回目塗布
↓
乾燥
↓
トップコート3回目塗布
↓
乾燥
(2日間程)
↓
完了
(使用可能)
本日ベランダのトップコート塗装が完了しました。
作業の様子は動画でご確認いただけます。
トップコートは約5年~7年程でのメンテナンスを推奨しています。
屋根が付いている場合は更に長くなる事もありますが
トップコートはあくまで防水層を守るための層なので定期的に塗装する事が大切です。
トップコートが傷んできてしまうと雨水などによって劣化が進みやがて防水層(FRP)その物が露出してきます。
FRP自体が傷んでしまうと更に奥のコンパネが腐ってきてしまいやがて雨漏れへ進行していきます。
何事も一歩早めのメンテナンスが大切です。
トップコートの乾燥時間の間にサービスでポストと電気メーターボックスを塗装させていただきました。
建物が綺麗になる事で劣化している場所が更に目につようになってしまいます。
塗匠からの真心サービスの1つとして塗装させていただきました^^
本日全ての塗装工事は完了となりました。
明日は最終確認と全体の掃除を行います。
blogの更新はこれで終了となります。
この度は
建築塗装塗匠へご縁を持って頂き誠にありがとうございました。
今回お家も真心込めて丁寧に作業させていただきました。
ありがとうございました(_ _)